「その他の疑問」編
では最後にその他諸々の質問についてお答えします。
◆やっぱり美大生はオシャレだな~
いえいえ、オシャレにしていない人もたくさんいます。
私自身も服装には無頓着な方でして・・・。
もちろんオシャレな人も多いのですが、オシャレな格好は動きづらいし作業もしづらい・・・。
さらに絵の具がついてしまう事もあります。
つまり、オシャレが美大生には不必要だったりします。
なので、外見はむしろ全く気にしていない人も多いです。
ほぼ毎日同じ格好の人もいます。
自ら奇抜な格好をしている美大生もたまに見かけますが、大学内よりも外の方がオシャレ度は高いと感じます。
さらっとオシャレが出来る人には憧れます。
◆絵の具を買うためにはなんでもするの・・・?
これも映画や過去の有名な画家のイメージが強いからでしょうか・・・。
私の友人に「娘を売り飛ばしてでも作品作るんでしょ?」と言われた人がいます。
これは大げさな表現で冗談もあるのかもしれませんが、絵の為なら何でもすると言うイメージがあるようです。
でも実際は我々も皆さんと同じように旅行にも行くし、おいしい物を食べたいです。
絵や作品だけというわけにはいきません。
ただし「これを作るぞ!」となれば、身を削ってでも制作をする事があります。
だからあながち間違っているというわけでもないかも・・・?
美術を嫌いな人にとっては不思議かもしれませんが、我々は本気で取り組んでいるのです。
◆帽子と言えばベレー帽でしょ!
町の中のベレー帽率と変わらないくらいの確率で美大の中でもそういう人に会えます。
美大だからといって目立って多いわけではありません。
町中を歩いているベレー帽の人がほとんど美術をやっているわけではないと思いますよ。
私もかぶってみたことはありますが、全然似合いませんでした。
ただ、形から入るのも大切なことです!
ベレー帽をかぶって画家の気持ちになってみませんか?
◆自殺する人が多いですよね・・・
美大に入ったから自殺するわけではないです!
しません!
これもまた、当たり前です。
たまにいますが、世間と同じレベルです。
◆東大生でも芸大には入れない?
これは嘘だと思います。
東大に行けるくらい頭の良い人であれば、やる気があって努力をすれば入れるはずです。
美術も学問の一つですので。「東大生でも入れない」というイメージは我々にとってはかなりネガティブなイメージです。
出来れば難しく考えないでいただきたいです。
逆にいえばどこの大学にも行けない人でも、努力をすれば国立大学に入る事の出来る業界だと思います。
◆倍率がものすごく高い!50倍!?
確かに美大の倍率は他と比べるとかなり高いかもしれません。
ですが、50倍は20年前の話で今は高くても20倍です。
まぁでも20倍でもかなりの高倍率ですよね・・・。
しかし昔に比べるとぐっと低くなり、入りやすくなっています。
少子化の時代ですから今後もっと下がっていくでしょう。
皆さんには倍率を気にせず、行きたい大学にチャレンジしていく精神を持って欲しいです。
(管理人へのご連絡は不要です)